2008年11月8日土曜日

CM「1984年」

この広告は世界を変えた。
この製品は広告ビジネスを変えた。
このテクノロジーは世界を変えた。
それは、スーパーボウルをフットボールの試合から
広告のスーパーイベントに変え、
ニュースとしての広告という新しい時代の到来を告げた。



このテレビスポットはボツになった別の広告から流用したコピーで始まる。
「なぜ一九八四年は『1984年』のようにならないのか」
――ジョージ・オーウェルの反ユートピア小説を指している。

お蔵入りさせるには惜しいコピーだったため、
シャイアット/デイはこれをアップルに売り込んだ。
そして言うまでもなく、これはMacの発売におあつらえ向きだった。

同社は映画『ブレードランナー』の撮影を終えたばかりの
英国人監督リドリー・スコットを起用し、
ロンドンの防音スタジオで広告を撮影した。
スコットはスキンヘッドの英国男たちを登場させて、
オーウェル風の荒涼たる未来を描き出した。
巨大なテレビスクリーンからプロパガンダを発して
人民(スキンヘッドの男たち)を屈服させるビッグ・ブラザー。
そこへ突如駆け込んでくる、
マッキントッシュのTシャツを着た女性アスリート。
彼女は大きなハンマーを投げつけてスクリーンを粉々にする――。

60秒間のテレビスポットには
Macどころかコンピュータはいっさい出てこない。
だが、メッセージは明快だった。

《Macは抑圧されたコンピュータユーザーをIBMの支配から解放します》


「スティーブ・ジョブズの流儀」より


スティーブ・ジョブス若い、若いなー。
それでこのスピーチ、すごいなー。

話は翻って、この広告にも登場する"ビッグ・ブラザー"。
もしかしてブログの閲覧規制?、の中で妙にリアルに感じています。

おそらく中国では読めないんじゃないかな、この小説は。

"BIG BROTHER IS WATCHING YOU"

0 件のコメント: