2.98億人、まもなく3億の大台に達するという世界最多のネット人口を
後ろ盾に、検索、EC、動画、オンラインゲームなど、各カテゴリで
世界規模の企業を次々と輩出している中国ネット業界。
その中核といえる中国検索エンジンの市場規模は、
2008年Q3時点で約14.29億元(約214億円)。前年比70.5%増を記録。
まだ天井が見えないほどマーケットは拡大中。
百度(Baidu)は圧倒的で、市場規模に対する売上シェアで
ダントツの65.1%を占める。
百度トップ、李彦宏(Robin・Li)CEO は、2000年に
百度(baidu)を設立し、わずか5年、30歳半ばという若さで
米国 NASDAQ 上場を果たしたチャイニーズドリームの象徴。
一方、検索業界の巨人Googleも、2005年から本格的な中国戦略を
スタート。元 Microsoft の副社長である李開復(Kaifu・Li)氏を
中国戦略のトップとして招聘した。同氏は、徹底的なローカライズを
目標に、現地権限を強化し、2006年からロゴも中国語の漢字併記の
谷歌(Google)に変更して、シェア奪回に意気込んでいる。
百度がGoogleと比較して、検索アルゴリズムやサーバー分散システム、
ロボットなどでアドバンテージがあるとは思えない。
では、強さの理由は何か?
■「音楽検索」コンテンツ
新旧、内外のあらゆるジャンルの音楽 MP3ファイルがさまざまな
サイトでアップロードされており、それをサーチする「百度 MP3」は
依然、人気が高く利用者も多い。実際、CNNIC のデータでは、
ネット人口の86%以上が音楽検索を利用したことがあるとのことで、
特に創業当初の百度の吸引力となっていたことは間違いない。
■ソーシャルメディア
2番目にその人気の要因として挙げられたのは「百度知道」。
日本の OKWave や Yahoo! 知恵袋、はてなに相当するサービス。
中国では「Wikipedia」へのアクセスが制限されていることもあり、
「百度百科(辞書)」や「百度知道」が検索結果でヒットすることが多い。
「最近は困ったときは、ここで探してるよ」、
「ここで聞けばほぼ答えが見つかるよ」などユーザーの支持も絶大。
解答者にはポイント制度もあり、システムが整っている。
■「簡体字」仕様
中国大陸でもっとも多く使われている漢字の1つ「簡体字」に最適化して、
検索とページインデックスがされている。
※ちなみに「簡体字」の利用者数と、香港、台湾などで使われる「繁体字」の
利用者数の比較は、おおよそ13億人対3千万人。
■広範囲なサービス内容
08年6月IM(インスタント・メッセンジャー)市場にも進出。
CtoC 分野にも、同年10月から本格参戦。
ほかにもSNS の「百度空間」、無料ゲームの「百度遊戯」、
中国全土をカバーするマップサービス「百度地図」からモバイル検索、
辞典などなど、非常に幅広いサービスラインアップを持っている。
そのほか精神的、政治的な意見もあるとのこと。
http://www.sem-r.com/09/20090210095606.html

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